今回はESS(English Speaking Society)の活動について書きたいと思います!
ESSはspeech、debate、discussion、pronunciationの4つのセクションに分かれているのですが、私はpronunciationセクションに所属しています。
私の所属しているセクションでは、週に2回、放課後にプレパレーション(カンバセーショントレーニングやリスニングなど)を行い、週末に明治神宮、浅草寺、皇居で外国人観光客の方にフリーガイドを行っています。
過去のガイドのフィードバック(ガイド後にその日のガイドの振り返りを写真と一緒にFacebookのグループに投稿します)を参考に、実際に話題になった「日本」と「文化」について紹介していきます(^^)
★外国人から見た日本の良いところ
たくさんの国を訪れたことがある人にも「日本が1番好き!」と言ってもらえることがあります。
なぜ日本が好きなのか、よく聞く順番に3つの理由を紹介します!
1位 “clean”
“beautiful”な都市は多いけれど、”clean”な都市は少ないみたいですね。
ポイ捨てが少ないこと、日本人のマナーの良さはよく褒めてもらえます。
2位 “safe”
電車の中で寝れるのは日本くらい。
こんなに人が密集している東京でもおおきなトラブルが起きないことはすごいことらしいです。
3位 “punctual”
交通機関が遅れることがほとんどないのはすごいこと!
電車が1分でも遅れると車内アナウンスが流れるのは日本ならでは!
みなさんが思い浮かべる「日本の良いところ」と似ていましたか?
私は海外に行くとこの3つの日本らしさが恋しくなります。
あとはもう1つ「日本の良いところ」と言えば、”delicious”がランクインするかな(-ω-´)
★気になる日本に来た理由!
日本に来た理由は人それぞれ!
お話を聞くと日本の魅力を客観視出来る気がします。
よく聞く理由をいくつか紹介します( ・ω・)ノ
・アニメ
アニメや漫画をきっかけに日本に来る人がとっても多いです。
なので秋葉原はとっても人気!
ジブリが好きな方も多いです。
・ディズニー
やっぱりディズニーは世界的に人気!
ディズニーシーは日本だけなので、シーをメインの目的に来る人もいるくらいです。
・桜
春には桜が見たくて日本に来る方がたくさんいます。
日本でも海外でも桜は人気なんですね〜
私は成人式の着物の柄に桜を選んだので、その写真を見せるとすごく褒めてくれます(自己満←)
・建築
ガイドをする人の職業で多いのが建築関係。(エンジニアと教師も多いです)
伝統的な寺や神社の建築はもちろん、表参道ヒルズなどの現代建築に興味を持っている方も多いです。
・ファッション
日本の女の子のファッションをよく褒められます!
原宿カルチャーは特に人気。
みんなロリータファッションの人を真剣に探しています(笑)
日本のファストファッション、ユニクロの袋を持っている方をガイドしたことも何度かあります!
・アジア周遊
タイ、ベトナム、中国などを巡りながら日本にきたというバックパッカーの方もいます。
アジアでもそれぞれの国で文化は全く違うので面白いそうです。
多くの方が東京は快適だと言ってくれます。
★初対面でも盛り上がる会話って!?
ガイド地で外国人観光客の方にお声がけしてフリーガイドのお願いをするところからガイドを始めます。
建造物や参拝の仕方などは英語の説明を暗記していますが、ガイドの大半はフリートーク。
バックグラウンドが異なる初対面の人とも盛り上がったトピックを紹介します!
1. 日本語
日本語に興味を持っている方がたくさんいます。
基本的なあいさつや「かわいい」「いらっしゃいませ」など日本でよく耳にする言葉はみんなマスターしています!
同じ音で違う意味を持っている「雨」と「飴」、「橋」と「箸」などについて説明したりします。
日本語を勉強していた私の友人は「にわとり」を「二羽 鳥」だと思っていました(笑)
ちなみに鯉はドイツでも「こい」というそう!
皇居の池の赤と白の模様の鯉を見て、日本の国旗みたいと言っていました!
「いただきます」などの日本固有の表現も意味を聞かれます。
2. お酒
なぜお酒の話題になるかというと、明治神宮には酒樽がたくさんあるところがあるので、
その説明をしたあとなどにお酒が話題に上ります。
「日本酒」に興味を持っている人が多いです!
居酒屋も日本文化の1つなので人気があります。
ドイツだったらビール、イギリスだったらPUBというようにお酒やお店も国によって特徴があるので面白いです。
お酒を飲めるようになる年齢も国によってバラバラですよね!
高校生の時にドイツに留学した際、ドイツの高校生はお酒も飲めて、運転も出来て衝撃的でした(笑)
3. 結婚式
こちらも「酒」同様に、明治神宮では結婚式が毎日挙げられているので話題に上ることが多いです。
神前で行う”Shinto style”と教会で行う”Western style”、どちらの結婚式が人気かとよく聞かれますが、
神道スタイルは約12%で、70%が西洋スタイルです。
「神道スタイルが少ないのはなぜ?」「あなたはどっちのスタイルで挙式したい?」などの質問も受けます。
神道スタイルの神聖な雰囲気と花嫁さんの美しい白無垢姿は外国人にとっても人気があります。
海外のウェディングは賑やかなので神道スタイルの厳かな空気は新鮮だそうです!
カップルをガイドして馴れ初めを聞くと、ここでも文化の違いを感じます。
海外はオンラインでの出逢いもメジャー!!
オンラインゲームで知り合って、初めて会ったのが日本旅行という男の子3人組なんかもいました。
4. 文化の違い
文化って自分の国を離れてみないとわからないですよね!
なので日本に来てみて感じた文化の違いは私たちが教えてもらっています。
例えば、、、
日本人:自分の意見を言わない ヨーロッパ:相手の意見を受け入れながらも自分の意見を言う
日本のお店:笑顔でお客さんを迎え、挨拶 フランスのお店:お客さんに対しての出迎えがない
など。
日本の接客は丁寧過ぎてびっくりされる方が多いです。
些細なことに思えてよく聞く文化の違いが、日本ではフィッティングルームで靴を脱ぐこと!
海外では靴を脱ぐ習慣がないので慣れないそうです。
5. 日本の慣習、文化についての質問
改めて聞かれると答えにくいきわどい質問をよくされます。
・お辞儀をするタイミングは?
・なぜマスクをしている人が多いのか?
・なぜ日本人は長蛇の列に並ぶのか?
・なぜ労働時間があまりにも多いのか?
・特定の宗教を信仰していないの?クリスマスもお正月も祝うのはなぜ?
・神社などで建築物に「赤」が使われているのはなぜ? (太陽を表しているとする説や位が色によって可視化されていた古代、赤は最高権威を示していたからという説がある)
などなど。
日本人同士で話していると疑問に思わないようなことにも目を向けることが出来るので面白いです(´∀`)
日本独自のマナーや価値観などに対して自分なりの説明、意見が言えるように普段から意識して考えたいですね!
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外国人と一緒に話すことで自分が普段立たない視点から「日本」を見ることが出来ます。
外国人と話すとき、ぜひ「日本」をトピックにしてみて下さい♪
ではガイドに行ってきまーす(・ω・´)